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「最後の晩餐」

『最後の晩餐』(さいごのばんさん、伊: L'Ultima Cena, 略称 : Il Cenacolo)は、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つ。
キリスト教の新約聖書のうちマタイによる福音書第26章[1]やヨハネによる福音書第13章[2]等に記されている
イエス・キリストと12使徒による最後の晩餐を題材としたもので、「12使徒の中の一人が私を裏切る」
とキリストが予言した時の情景が描かれている。

絵は、ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に描かれたもので、
420 x 910 cm の巨大なものである。レオナルドは1495年から制作に取りかかり、1498年に完成している。
ほとんどの作品が未完とも言われるレオナルドの絵画の中で、数少ない完成した作品の一つであるが、
フレスコ技法ではなく、乾いた漆喰にテンペラで描かれたことや所在する環境から最も損傷が激しい
絵画としても知られている。また、遅筆で有名なレオナルドが、3年という彼にしては速いペースで仕上げた。
「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」
として世界遺産に登録されている。

レオナルドは、遠近法、明暗法、解剖学の科学を駆使し、それまでとはまったく違った新しい芸術を生み出した。

描かれている人物は、以下のように同定するのが通説である(向かって左から、顔の位置の順番に記す)。


バルトロマイ - テーブルの左端、つまりイエスからもっとも離れた位置におり、イエスの言葉を聞き取ろうと
        立ち上がった様子に描かれている。
小ヤコブ - イエスと容貌が似ていたとされる使徒。左手をペトロの方へ伸ばしている。
アンデレ - 両手を胸のあたりに上げ、驚きのポーズを示す。
イスカリオテのユダ - イエスを裏切った代償としての銀貨30枚が入った金入れの袋を握るとされる。
      ただし、マタイによる福音書では、イエスを引き渡した後で銀貨を受け取ることになっていたが、
     レオナルドは、聖書にある「手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る」の表現が難しかったため
     ではないかと言われている。
ペトロ - 身を乗り出し、イエスの隣に座るヨハネに何か耳打ちしている。
ヨハネ - 十二使徒のうちもっとも年少で、聖書では「イエスの愛しておられた者がみ胸近く席についていた」
     と記されている。中性的顔立ちと『ダ・ヴィンチ・コード』の影響からか女性と思われがちでマグダラの
     マリアではないかという説が浮上したが、それはこの作品を問わずレオナルドに良く見られる画風である。
     (ヨハネによる福音書13章23節) イエス
トマス - 大ヤコブの背後から顔を出しており、体部は画面ではほとんど見えない。右手の指を1本突き立てている
     のは、「裏切り者は1人だけですか」とイエスに問い掛けている姿と解釈されている。左手はよく見ると
     テーブルの上に
     置かれている。
大ヤコブ - 両手を広げ大袈裟な身振りをしている。
フィリポ - 両手を胸にあて、イエスに訴えかけるような動作をしている。
マタイ - テーブル右端のマタイ、タダイ、シモンの3名は互いに顔を見合わせ、「今、主は何とおっしゃったのか」
  と問い掛けている風情である。イエスから離れた位置に座る彼らにはイエスの言葉がはっきりと聞こえなかった
     のかもしれない。
ユダ(タダイ)
シモン



《出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)》

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