世界の終りの前兆

owari 

「戦争のことや戦争のうわさを聞く、民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こる」。
こんな文章を読んで、確かに最近はこういうことばかりだ、と思う現代人は多いことでしょう。しかし、実はこれは、新約聖書のマタイの福音書に書かれていることなのです。
聖書は世の終わりが近づくとこのような社会状勢、現象が前兆として起きる、と言っています。現実に、2015年のある日の新聞を見ると、南シナ海の領有権をめぐって中国と対立するフィリピンの軍備強化、イランと英独仏の核協議、サウジアラビア軍のイエメンへの空爆の記事などが並んでいます。
また、「飢饉」と聞いても飽食の日本では身近なこととして捉えられない人が多いと思いますが、2014年9月の国連の発表によると、今世界では8億5千万人が飢えで苦しんでいます。世界の9人に1人の割合です。
アジアや太洋州、サハラ以南のアフリカでは慢性的な飢餓があり、また中東や北アフリカではここ数年で栄養不足人口が急激に増えました。世界的水不足も問題です。飲み水はもちろんのこと、水と食糧は密接につながっていて、水がなくなれば飢饉も増大します。
そして地震についても、ここ数年、マグニチュード7以上の大地が震世界規模で頻発しています。ネパール、ニューギニア、インドネシア、中米、南太平洋での大地震。そしてもちろん、私たちにとって忘れることのできない東日本大震災や熊本地震。
聖書には、世の終わりの前にこれらが起こる、「ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。だから、目をさましていなさい」《マルコ13章》とあります。
これまでにも何回か、ノストラダムスの大予言をはじめとする「世の終わりの日」の予言が世間を騒がせたことがありましたが、いずれも予言された日は何事もなく過ぎ去り、忘れ去られていきました。しかし聖書は、私たちにはその日がいつ来るかはわからないと明言したうえで、いつでも「目をさましていなさい」と忠告しているのです。
つまり、もし突然その日がやってきても、神を見上げて歩んできた、と言えるような生き方を日々積み重ねていくことが大事だと聖書は語っているのです。

聖書ガイドMOOK リアル聖書入門 第一部 36-39頁より

 

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