コラム一覧
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聖書の世界に生きた人々34 バルテマイ−叫ぶことは信仰の表明− マルコの福音書10章46〜52節
詳細を見るイエスの生涯とその教えを記した「福音書」の中には、人がイエス(神)を信じて救われるための、いわば、求道・信仰のモデルのような物語があります。そのひとつは盲人バルテマイの奇跡物…
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聖書の世界に生きた人々33 エチオピアの宦官−その求道にみずみずしい透明感が− 使徒の働き8章26〜40節
詳細を見るその内容や態度にもよりますが、読書をしている姿は美しく、ほっとさせられます。とくにこの頃はどこに行っても携帯を手にした光景を見るせいでしょうか、ときどき電車の中で本を読んでい…
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聖書の世界に生きた人々32 東方の博士たち−星・求道の旅路を見る− マタイの福音書2章1〜12節
詳細を見る「東方の博士たち」。この言葉を聞くだけでキリスト降誕の物語やクリスマスカードなどを思い出される人もあると思います。中にはO・ヘンリーの短編『賢者の贈りもの』が連鎖して頭に浮か…
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聖書の世界に生きた人々31 中風の人の四人の友−そこに美しい友情の世界が− マルコの福音書2章1〜12節
詳細を見るなぜか懐かしさにも似たある種のノスタルジー(郷愁)を感じる聖書物語があります。と言っても私の心に映る風景ですから、主観の域を出ないのですが。それは中風の患者の癒しの物語です。…
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聖書の世界に生きた人々30 テモテ−「木の陰」のような人− テモテへの手紙第二 1章1〜8節 他
詳細を見る聖書を読むたび気になりつつも、情報が散らばっているためか、落ち着いて考える機会を逸している人物の一人はテモテです。人間関係で言えば、お話ししたいと思いつつも、つい挨拶ぐらいで…
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聖書の世界に生きた人々29 イエスに嘆願した親たち−恥も外聞も捨てる心−マルコの福音書7章24〜30節ほか
詳細を見るカウンセリングという仕事をしているせいでしょうか。聖書、とりわけ福音書の中に特別気になる記事があります。それは心や体を病む子どもを持つ親が登場してくる物語です。親たちはどんな…
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聖書の世界に生きた人々28 ゲラサの男−人は正気に戻れる− マルコの福音書5章1〜20節
詳細を見る聖書にはだれもが親和感を覚え自然にその世界に入っていける言葉や物語というものがあります。あの「放蕩息子の物語」や「ザアカイの物語」などはその良い例です。その話になじめない人は…
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聖書の世界に生きた人々27 ルカ−寄り添う伴侶のモデル− ルカの福音書1章1〜4節
詳細を見る知られているようでよく知られていない人、近いようで遠くにいるように感じられる人がいます。けれどもよくよく考えてみれば、凄い人だと感動させられる人がいます。新約聖書の『ルカの福…
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聖書の世界に生きた人々26 使徒ピリポ−不安も疑問もそのまま語れる人− ヨハネの福音書2章43〜46節
詳細を見る人を見ていて、言われてみれば「そう言えばそうだった」と改めて確認するようなことがあります。聖書に登場する人物の中にもそういう人が出てきます。イエスの弟子となった使徒ピリポなど…
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聖書の世界に生きた人々25 ヨハネの兄弟ヤコブ-人の影に生きることができる人- マルコの福音書1 章16~20節
詳細を見るどの世界でもそうですが、名前や立場はよく知られているのにどのような人なのかよく分からない人がいます。組織で言えば「長」は発言の頻度も社会的認知度も圧倒的です。それと比較して「…